2016.10.12
連載第35回目は、和食のザ・定番、”角煮”! 今がおいしい旬の大根を合わせて、ほっと落ち着く煮物をご紹介します♪ 心も体も温まる角煮を食べて、季節の訪れを感じてはいかがでしょうか。
『豚の角煮』
【旬を味わう♡ 美人レシピ♪】vol. 35
旬食材は、大根!
大根の旬は11~2月。スーパーでよく見かけるのは「青首大根」といわれる種類で、一年を通じて手に入れることができますが、寒い時期のほうが、甘みがありみずみずしくおいしいです。葉に近いほど甘く、下にいくほど辛みが強くなります。好みによりますが、大根おろしとして薬味で使う場合は、下の部分がおすすめです。
根にビタミンCと消化酵素のアミラーゼが多く含まれていますので、消化を助け、胸やけや胃もたれの解消を手伝ってくれます。食べ過ぎや飲み過ぎ、胃もたれや胸やけが起こりやすい方には胃腸の機能を高めてくれるのでおすすめです。
また、食物繊維も含まれているため、腸の働きを刺激して活発にしてくれます。豊富に含まれる不溶性食物繊維は、便のカサを増し腸の運動を促してくれる排便促進効果があります。胃腸の働きを整えるので便秘解消にぴったり。女子には嬉しいお野菜ですね。
ほかにも、カリウムが含まれているので、むくみやすい方にも◎。老廃物を体外へ排出するので、利尿効果もありデトックス効果が期待できます!
栄養たっぷりの大根。特においしくなるこれからの時期に、積極的に摂り入れてくださいね♡
材料はこちら!
【材料(二人分)】
・豚バラ肉 :300g
・長ネギの青い部分 :1本分
・ショウガ :1片
・大根 : 1/4本
・アスパラ :2本
・卵 :1個
(調味料)
・酒 :大さじ5
・水 :大さじ5
・みりん :大さじ3
・きび砂糖 :大さじ1
・黒砂糖 :大さじ1/2
・しょう油 :大さじ3
(お好みで)
・長ネギ :5㎝ ※白髪ネギ用
・からし :適量
まず、下準備を始めます。~その1:豚バラ肉を切り分けます。
●豚バラ肉を2~3等分に切り分ける。
まず、下準備を始めます。~その2:豚バラ肉を焼きます。
●熱したフライパンに豚バラ肉を入れ、強火でさっと表面に焼き色をつける。
中まで火を通さなくてもOK。表面に焼き色がついたら取り出します。
最初に表面を焼くことで旨みを閉じ込め、また肉臭さを除きます。
まず、下準備を始めます。~その3:ゆで卵を作ります。
●鍋に卵を入れ、浸る程度の水を入れ、強火にかける。
●沸騰したら強めの中火にして5分程茹でる。
●茹で上がったら流水でさっと粗熱を取る。
やや半熟に仕上げるのがお勧めです!
まず、下準備を始めます。~その4:アスパラを茹でます。
●アスパラは根元の固い部分を除き、塩少々を入れた熱湯で茹でる。
茹で終えたら、斜め3等分に切り分けましょう。
大根、ショウガを切ります。
●大根は5㎝幅の厚切りにし、皮をむき、半分に切る(半月切り)。
●ショウガは薄切りにする。
では作ります! 豚バラ肉を圧力鍋で下茹でします。
●圧力鍋に豚バラ肉、長ネギの青い部分、薄切りにしたショウガを入れます。
●肉がちょうど浸るくらいの水を入れ、ふたをして強火にかけます。
●圧がかかったら弱火にして15分加圧します。
●15分経ったら火を消し、圧が抜けるまで待ちます。
圧が抜けたらふたを開け、豚バラ肉を洗います。
●圧が抜けたらふたを開け、豚バラ肉を取り出し、崩さないようにさっと洗い茹で汁は捨てます。
●長ネギの青い部分、ショウガも捨てます。
調味料を加え、再び圧力鍋で煮ます。
●圧力鍋に豚バラ肉、大根を入れ、調味料を加えます。
●ふたをしないで強火にかけ、30秒程煮たたせ、アルコール分を飛ばします。
弱火で10分加圧します。
●ふたをして圧がかかったら、弱火にして10分加圧します。
●10分加圧後、火を消し、圧が抜けるまで待ちます。
ゆで卵を煮汁に浸します。
●圧が抜けたらふたを開け、煮汁の一部を小さめのボウルに取り分けます。
●殻をむいたゆで卵を煮汁に入れ、ゆで卵に味を浸み込ませます。
ゆで卵に煮汁が少し浸み込む程度でOKです!
白髪ねぎを作ります。
●長ネギを5㎝程の長さに切ります。
●繊維に沿って縦に中央まで切り込みを入れ、芯と白い部分に分けます。
●白い部分を繊維にそって細いせん切りにし、白髪ネギを作ります。
細切りにした白髪ネギは、氷水に入れてさらし、シャキッとさせましょう!
盛り付けます。
●茹で卵を取り出し、半分に切ります。
●器に豚バラ肉、大根、卵、アスパラを盛り、お好みで白髪ネギとからしを添えます。
おいしさのアレンジポイント♪
添えた卵はお好みの固さに仕上げましょう!
冷蔵庫でひと晩煮汁に浸すと、しっかりと味が浸み込んだ煮卵が出来ますよ。