連載第17回目は、まさに今が旬 “新茶” を使ったスイーツです! 新茶は、美味しくて、美容にも健康にも良い栄養素がたっぷり♪ 香り豊か&爽やかなチーズケーキで初夏を楽しんではいかがでしょうか♪
『お茶のチーズケーキ』
【旬を味わう♡ 美人レシピ♪】vol.17
旬食材は、お茶!
緑茶は収穫時期によって呼び名が変わります。4月から6月ごろに摘まれた茶は「一番茶」と呼ばれます。6~7月頃に収穫したものが「二番茶」、さらに7~8月に収穫したものが「三番茶」です。ちなみに二番茶、三番茶は一番茶と比べると味も香りも落ちるといわれています。またじっくり育ててから摘んだ「秋冬番茶」など、収穫時期によって名称や味が異なります。なかでも新茶は「一番茶」にあたり、「初物」や「旬のもの」として親しまれており、「新茶を飲むと、その年は健康に過ごせる」という言い伝えがあるほど、重宝されているお茶でもあります。
そうなんです、新茶には様々な効能があるのです!お茶の成分であるアミノ酸の一種、テアニンは、甘味や旨みの成分。二番茶や三番茶よりも、特に一番茶である新茶に多く含まれ、苦みや渋みが少なく、非常に飲みやすいのですが、実はテアニンには味だけでなく緊張や興奮状態を落ち着かせ、身体や精神をリラックスさせる効果があります。
また、茶カテキンという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。カテキンは茶葉が光合成を行なうことで増加するポリフェノールの一種で、熱いお湯で淹れると溶けだしやすくなります。緑茶の中に多く含まれるカテキンには、体脂肪低下作用があります。食事のときに飲むことで、食事に含まれる脂肪の燃焼が高まります。また、継続的に緑茶を飲むことで代謝があがり、日々の脂肪燃焼も高くなります。ダイエット効果も期待できますね!
効能はまだあり、美肌を保つのに効果的と言われているビタミンCも含まれています。ビタミンCは、水に溶けやすく熱や空気、アルカリなどに破壊されやすいため、調理された食事でとるのは難しいデリケートな成分。熱湯を注ぐお茶もビタミンCが壊されてしまいそうですが、なんと先述したカテキンがビタミンCの分解を防ぐ働きを担ってくれるので、しっかりと体に摂り込むことができます。また、ビタミンCには、コラーゲン生成の作用があります。コラーゲンが作られると、肌にハリが生まれるのと同時にシミ予防などの効果も持つので美白・美肌を作ります。
何気なく口にすることの多いお茶ですが、健康にも美容にも嬉しい効能ばかりですね。継続的に摂り入れれば効果が期待できるかも!旬のこの時期にぜひ新茶で一息いれてみてくださいね♡
材料はこちら!
【材料(15㎝の丸型1台分)】
・クリームチーズ :200g
・生クリーム :75ml
・プレーンヨーグルト :大さじ2と1/2
・ホワイトチョコレート :75g
・きび砂糖 :30g
・抹茶(または緑茶パウダー) :大さじ1
・卵 :1個
・薄力粉 :大さじ1
・塩 :ひとつまみ
(ビスケット生地)
・グラハムビスケット :70g
・バター :30g
まず、下準備を始めます。~その1:クリームチーズ、卵は室温に戻します。
●クリームチーズ、卵は使う30分前に冷蔵庫から出しておく。
下準備を始めます。~その2:材料を計量して用意します。
●ホワイトチョコレートは細かく刻み、湯せんにかけて溶かす。
●抹茶と薄力粉はあわせてふるう。
●ビスケット生地のバターはレンジにかけ溶かす。
●型にオーブンシートを敷く。
下準備を始めます。~その3:オーブンを160度に温めます。
●オーブンは160度に予熱しておく。
まずは、ビスケット生地を作ります!
●ジップロック等にビスケットを入れ、袋の上からめん棒でたたき、細かく砕きます。
型の底に敷き詰めます。
●レンジで溶かしたバターも加えてもみ混ぜ、型の底に押しながらしっかり敷き詰めます。
●冷蔵庫に入れ、チーズ生地が出来上がるまで冷やします。
チーズ生地を作り始めます。
●ボウルにやわらかくしたクリームチーズを入れ泡立て器ですり混ぜます。
●きび砂糖、塩も加えさらに混ぜます。
溶かしたホワイトチョコレートも加えます。
●溶かしたホワイトチョコレート、ヨーグルト、生クリームの順に加えなめらかになるまで混ぜます。
抹茶も加えて混ぜます。
●卵、ふるった抹茶と薄力粉を加え、よく混ぜ合わせます。
型に流し入れます。
●型を冷蔵庫から出し、チーズ生地を流し入れます。
●160度のオーブンで60分ほど焼きます。
焼き上がったら冷蔵庫でしっかり冷やします。
●型ごと冷蔵庫で冷やします。
切り分けたら完成!
●しっかり冷やしたら切り分けます。
当日よりも翌日の方が味がなじんで美味しいですよ♪
おいしさのアレンジポイント♪
お好みで生地にゆであずきや黒豆等を混ぜ込んでも美味しいです♪