連載第24回目は、独特の苦みと高い栄養価をもつ夏野菜の ”ゴーヤ” を使った沖縄の代表的家庭料理のゴーヤチャンプルー です。 暑い季節の活力源になること間違いなしのひと品です!
『ゴーヤチャンプルー』
【旬を味わう♡美人レシピ♪】vol. 24
旬食材は、ゴーヤ!
ゴーヤの旬は6月~8月です。未熟な果実を野菜として利用するウリ科の植物です。沖縄料理ブームの影響から広く知られるようになったゴーヤですが、正式名は生物学ではニガウリ、農学ではツルレイシといいます。南国沖縄の代表的な食べ物として注目されるゴーヤ!暑い夏の活力源として知られ、今では全国で年間を通じて流通するほど人気が高まっています。
独特の苦みが特徴的で、「体に良い」というのは何となく知っているけれど、具体的な栄養価については知らない人多いのではないでしょうか。なんと、ゴーヤは健康だけではなく、女性の美容に嬉しい効果をもたらしてくれる優秀なお野菜なんです!
ゴーヤは一般的に栄養価が高いと言われる野菜をも上回るほどの栄養価があります。ビタミンCにおいては、トマトの5倍、レモン2倍という高含有率です。しかも、ものすごく高品質。高い抗酸化作用があり、活性酸素を除去してメラニンの生成を防ぐので、夏に特に気になるシミ、そばかすを防止することができます。しかも、このビタミンCは加熱しても壊れにくいのです。まさにゴーヤチャンプルーがおすすめなんですね!
ほかにも! ゴーヤの種には、脂肪分解に不可欠な酵素であるリパーゼの働きを活発にする、リノレン酸が含まれています。食事制限や運動と併せて、ゴーヤの種を使ったゴーヤ茶などを摂取すれば、脂肪燃焼を助け、太りにくい体質をつくることができます。ダイエット効果が期待できるのも嬉しいですね! さらに食物繊維も多く含まれているため、余分な脂質の吸収を防いだり、お腹の中で膨らんで満腹感を得やすくする効果もあります。
また、美肌効果の期待できるβ-カロテンも豊富に含まれていて、美肌や風邪をひきにくい体を作ってれます。とくにβ-カロテンの吸収率を高める場合は油と一緒に摂取すると吸収率アップします。
優れた美肌効果のほか、ダイエット効果もあるゴーヤ! 苦みが苦手な方もこの夏に食事に取り入れれば、美肌をサポートしてくれそうですね。この夏はぜひゴーヤパワーを体感しましょう♡
材料はこちら!
【材料(二人分)】
・ゴーヤ :1/2本
・モヤシ :1/4袋
・島豆腐 :1/4丁
・豚小間切肉 :50g
・塩 :少々
・コショウ :少々
・酒 :小さじ1/4
・塩 :小さじ1/4~
・しょう油 :小さじ1/2
・卵 :1個
・サラダ油 :適量
・削りかつお :適量
まず、下準備を始めます~その1:ゴーヤの綿と種をくりぬきます。
●ゴーヤを縦半分に切り、スプーンで中の綿と種をくりぬく。
まず、下準備を始めます~その2:ゴーヤを薄くスライスします。
●ゴーヤを5mm幅にスライスする。
まず、下準備を始めます~その3:卵を割りほぐします。
●卵は割りほぐしておく。
では、作ります! まずは、島豆腐を焼きます。
●フライパンに油を熱し、よく水気を切った島豆腐をちぎって入れ、強火で約2~3分、薄くきつね色になるまで両面を焼き付け、バット等に取り出します。
豚肉を炒めます。
●同じ鍋に油を熱し、豚肉を炒めます。色が変わってきたら塩、コショウ、酒を加え仕上げます。
●豆腐同様、バット等に取り出します。
ゴーヤを炒めます。
●フライパンに油を熱し、ゴーヤを加え強火で炒め合わせ、ゴーヤに油が回ったら、モヤシを加え、塩も加えてさっと炒めます。
火力が弱いと水っぽく仕上がるので、強火で一気に炒めましょう! 手早く炒めることがポイントです!
豆腐、豚肉を戻し入れます。
●豆腐、豚肉を戻し入れ、さっと炒めます。
ここで味をみて、塩で味を調えます。
溶き卵をまわし入れます。
●溶き卵をまわし入れて卵をお好みの固さに仕上げます。
●仕上げにしょう油を鍋肌から加え、さっと炒め、火から下ろします。
仕上げに削りかつおを添えます。
●器に盛り付け、削りかつおを添えます。
おいしさのアレンジポイント♪
ゴーヤはお好みの厚さにスライスしてください。ゴーヤ独特の苦みがお好みの方には厚めがおすすめです♪
豚肉の代わりにスパムを加えると、より沖縄らしいゴーヤチャンプルーに仕上がりますよ!