連載第26回目は、みんな大好き ”桃” を使ったスイーツです! 材料がシンプルでとっても簡単にできちゃう、桃のひんやりスイーツ『白桃のパンナコッタ』をご紹介します♪
『白桃のパンナコッタ』
【旬を味わう♡ 美人レシピ♪】vol. 26
旬食材は、桃!
桃の旬は7~9月頃のいま。夏を代表する果物です。 正確には、品種によって旬は異なり、早い品種は5月上旬、遅い品種で10月上旬と幅がありますが、そのなかでも、7~8月に旬のものが一番美味しいといわれています。
特に女性や子供に人気ですが、美容効果も期待でき、女性に嬉しい栄養素が含まれています! 主な成分はショ糖などの糖質で、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸も多く含まれているので疲労回復に効果があると言われています! ほかにも、アスパラギン酸というアミノ酸も多く含まれています。これはエネルギーの代謝を高めたり、カリウムやマグネシウム・カルシウムなどのミネラルと結びついて、それらを全身へと運ぶ働きをしたり、筋肉や内臓の素となるたんぱく質の合成にも使われます。その結果、体にスタミナがつき、疲労に対する抵抗力を高めてくれると言われています。クエン酸と同様、スポーツドリンクにもよく使用されています。
また、女性の大敵、むくみにも効果的です! 桃のカリウム含有量は果物の中では多く、スイカの1.5倍と言われています。加えて、香り成分である「クマリン」という成分には抗酸化作用、抗菌や抗血液凝固作用があり、静脈やリンパの流れをスムーズにして老廃物の排出を良くする働きがあります。クマリンとカリウムの働きで体に溜まってしまった余分な水分や老廃物を排泄するむくみ解消効果が期待できるでしょう。まさにデトックスですね!
さらに、桃は食物繊維が豊富! 食物繊維総量は100g中1.3gとバナナよりも多く、かつ0.6gが善玉菌を活性化させる整腸作用があります。水に溶ける水溶性食物繊維が含まれており、「ペクチン」という成分が豊富に入っています。これには整腸作用があり、下痢の予防や便秘解消の効果があります! 便秘が解消されることで、美肌効果も期待でき、大腸がんの予防にも最適です。
美味しくて嬉しい効能も含まれている桃! 暑いこの時期に1日1個食べて夏バテ知らずに! 嬉しいことにカロリーも低めで食物繊維も豊富なので、いま食べなきゃもったいない! 女子力UP間違いなしです♡
材料はこちら!
【材料(2人分)】
・桃(ほどよく熟したもの) :1個
・きび砂糖 :大さじ1~
・水 :大さじ2
・レモン :1/8個
・生クリーム :大さじ5
・お好みのリキュール:小さじ1/2
・ゼラチン :2.5g
・冷水 :大さじ2
下準備を始めます~その1:ゼラチンを冷水でふやかします。
●冷水にゼラチンを振り入れ、ゼラチンをふやかす。
では、作ります! きび砂糖を溶かします。
●小鍋にきび砂糖と水を入れ、弱火にかけ、砂糖を溶かし、火からおろします。
ふやかしたゼラチンも加え溶かします。
●砂糖が溶けたら、温かいうちにふやかしたゼラチンを加え溶かします。
●ゼラチンが溶けたら液を冷まします。
必ず火から下ろしてゼラチンを溶かしましょう。ゼラチンは液温60℃前後で溶けます。沸騰させると固まらなくなる可能性があるので温め過ぎに気をつけましょう!
桃の皮をむきます。
●リンゴの皮をむくように、桃の皮をむきます。
ほどよく熟れている桃であれば、皮のはじをつまみ、ひっぱるようにしてむきます!
桃を切り分け、レモン汁をふりかけます。
●くし型に切り分けます。
桃の1/3量は粗めにつぶします。
●切り分けた桃の1/3量はフォークの背などを使って粗めにつぶします。
残りの桃はピューレ状に仕上げます。
●残りの桃はブレンダーやミキサー等で撹拌してピューレ状に仕上げます。
溶かしたゼラチンと合わせます。
●ピューレ状にした桃と粗くつぶした桃を同じボウルに入れ、そこに溶かした砂糖とゼラチンの入った液を加え、よく混ぜます。
生クリームを加えます。
●生クリームを加えよく混ぜます。
●仕上げにお好みのリキュールを加え、混ぜ合わせます。
クリームは脂肪分高めの方がリッチな仕上がりになります! 今回は脂肪分47%のクリームを使用しました。
器に注ぎ、冷蔵庫で冷やします。
●混ぜ合わせた液をグラスに注ぎいれ、冷蔵庫で1~2時間冷やします。
仕上げにミントを添えます。
●お好みで桃やミントを添えて、完成です。
おいしさのアレンジポイント♪
砂糖の量は桃の甘さをみて調整してください。
マンゴーやネクタリンでも美味しく仕上がります♪