2016.10.6
連載第34回目は、秋の味覚 ”栗” を使ったシンプル和食、栗ごはんです! もち米を合わせてもっちりおいしい、モリモリ食べたい定番和食をご紹介します♪
『もっちり栗ごはん』
【旬を味わう♡ 美人レシピ♪】vol. 34
旬食材は、栗!
栗の旬は、初秋の9~10月です。夏が終わり空気が少しひんやりしてくるいまの時期がまさに旬です! ちなみに栗は果物の仲間に分類されていて、その歴史は古く、平安時代の京都で栽培が行われ始めて、徐々に日本各地に広がってきたと言われています。
そんな栗には、実はビタミンが豊富に含まれています。なかでも疲労回復に効果的なビタミンB1を多く含んでいます。糖の代謝との関係が深く、乳酸を分解してエネルギー代謝を促進する効果も期待できます。夏の疲れを癒すにはもってこいの食材ですね。
ほかにも、ビタミンCやビタミンB2、B6など美容効果に欠かせない栄養素も含まれています。ビタミンCは、シミ・そばかすの改善効果があり、コラーゲンの生成を促すことでお肌にハリと潤いを与えてくれます。ビタミンB1は、肌の新陳代謝を整えてくれて、肌を健康に保ってくれるので美肌をキープするためには欠かせない栄養素です。ビタミンB2は、細胞の成長を促し、アンチエイジングに効果的です。さらにニキビの予防や改善もしてくれます! ビタミンB6は免疫力を高めて、肌荒れを改善してくれます。
また、女性に嬉しいのが食物繊維が豊富なこと! その含有量は、サツマイモもよりも多いと言われています。便秘を解消するのに必要不可欠で、人の体内では消化されない栄養素なので、腸内のぜん動運動を促すだけでなく、善玉菌のエサとなり、悪玉菌を減らしてくれることがわかっています。腸内環境を整え、さらに肥満防止にも役に立ちます!
おいしいだけでなくビタミン豊富で美容効果もある栗! まさに旬のこの時期にぜひ食卓に取り入れて秋を感じてはいかがでしょうか!
材料はこちら!
【材料(二人分)】
・栗 :500g前後(からつき)
・うるち米 :1.5合
・もち米 :1/2合
・塩 :大さじ1/2弱
・酒 :大さじ1
・昆布 :5㎝角
・水 :360ml(米と同量)
まず、下準備を始めます。~その1:まず栗を水にひたします。
●栗はたっぷりのぬるま湯に1時間以上ひたす。
水にひたすことで鬼皮(外側の硬い皮)をやわらかくし、むきやすくします。
ひと晩ひたしてもOKです!
まず、下準備を始めます。~その2:米を研ぎます。
●うるち米ともち米を合わせ、優しく米を研ぐ。
●米を研いだら一旦ざるにあげる。
まず、下準備を始めます。~その3:米を水にひたします。
●研いでざるにあげた米を鍋に入れ、分量の水を入れる。
●米の上に昆布を置き、30分程度、水にひたす。
では作ります! 栗の皮をむきます。
●まずは、栗の底の部分を包丁で切り落とします。
鬼皮をむきます。
●底の部分を切り落としたら、手で鬼皮をむきます。
渋皮を包丁でむきます。
●鬼皮をむいたら渋皮を包丁でむきます。
間違って手を切らないように包丁の使い方にはくれぐれも気をつけましょう。
鍋に調味料を入れます。
●米の鍋に、塩と酒を入れ、塩を溶かすように、かき混ぜます。
栗を乗せます。
●米、昆布の上に栗を乗せます。
栗を入れた後はかき混ぜず、栗が米の上に乗っている状態にしてください。
混ぜてしまうと火の入りにムラができてしまいます。
炊き始めます。
●蓋をして強火にかけます。
●沸騰して、蓋のわきから湯気と蒸気が吹きこぼれたら、弱火にし12分程、炊き上げます。
●炊き上がったら、最後に強火に30秒かけ、おこげを作ります。
●蓋をしたまま、15分蒸らします。
蒸らし後、器に盛り、お好みで黒ごまを散らします。
●蒸らし後、器に盛り、お好みで黒ゴマを散らします。
おいしさのアレンジポイント♪
今回は鍋炊きで仕上げましたが、炊飯器でも同様に炊くことが出来ます♪